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東京オリンピックがやってくると愛煙家はペシャンコにされてしまう [公共]

 団塊世代68歳の小生、喫煙歴はちょうど50年となった。
 高校生のとき、親父のタバコをくすねて吸ってみたが、むせ返って喉がヒリヒリ。こんなもの吸えるか、であり、そのときはタバコなんて吸おうとは思わなかった。しかし、大学に入り、完成が遅れていた大学寮に5月から入居し、皆が順々にタバコを吸うようになって、小生も“大人の仲間入りをしなきゃ”とタバコを吸い始める。最初はハイライトだった。かなり強いタバコで、今でも売られているが、慣れないうちは煙を肺まで入れず、口の中でプカプカやっていただけだった。でも、すぐに慣れ、普通に吸えるようになった。
 今では、こんな強いタバコを吸おうものなら喉がヒリヒリし、もう受け付けない。今はタール6mg程度のものが小生の喉にやさしい。

 ヘビースモーカーの小生。デスクワークをしていたサラリーマン時代、1日4箱はハイライトを吸っていた。薬屋稼業になってからも1日2箱半は必要としていたが、最近はストレスがあまり掛からなくなり、また閉店後は居室での喫煙を止めたから、1日1箱半といったところまで本数が減った。
 この50年間、1日平均3箱を吸ったとして、今現在の価格で計算すると、何と総額2千万円、うち税金1千万円! よくぞこれだけ高額の税金を納めたものだと我ながら感心させられる。これからも、飽きることなく毎日コツコツと納税し、これは死ぬまで続けることになるに違いない。

 今日情勢は、喫煙者が一人減り、また一人減りと、愛煙家にとっては何とも寂しいかぎりである。あれこれ会合があっても、10人程度の集まりであると、小生の他は喫煙者が1人いるかいないかといった状態だ。こうしたことから、実に肩身の狭い思いをさせられる。たばこは健康に悪い、副流煙でがんになる、近くで吸われると煙たい、などと攻撃されて、散々な目に遭うから、恐れ入る。
 この世の中、何もかもクリーンになり過ぎて、煙が目の仇にされ、ダイオキシン問題で野焼きが大幅に制限されてしまい、今度は副流煙だ。これらは多少の我慢をすべきものだろう。野焼きで健康を害するものではなく、ダイオキシンだって当時騒がれたほどの害は全然ないことが判明しているし、たばこの副流煙となると捏造データでもってがんになると言っているだけだ。
 もっとも、喘息患者など煙に敏感に反応する方もいらっしゃる。そうした方々には個々の対応が求められようが、それはそれ、そうでない方はある程度の我慢をしてくださっても良かろうというものだ。

 こうした主張が通らなくなっている現在であり、東京オリンピックを契機に嫌煙権という権力が一段と高まりをみせるのは時代の流れとして受け止めねばならないのは分かっている。
 タバコの煙の臭いが嫌い、単にそういうことであれば、喘息患者の前ではタバコを遠慮するのと同様に、タバコを吸うのを控えねばならぬ。そうした方が増えてきているようであるから、会議や勉強会でタバコを吸うことはないし、居酒屋だって喫煙コーナーですったり、隅っこに喫煙者が集まって遠慮しつつ少ない本数しか吸わないようにしている。
 だがしかし、「タバコの副流煙を吸い込んだら、がんを発症する危険が高まるから、吸わないでくれ」というのには、少々閉口する。嫌煙権者はなんでもかんでも愛煙家を叩かねば済まない気性のようであり、「吸うのは勝手だが、煙たいから遠慮してくれ」という気遣いが全くない。

 東京オリンピック対応で、喫煙可能な場所が大幅に減らされそうだ。これでもか、これでもか、と。愛煙家はペシャンコにされてしまいそうだ。
 この世は民主主義の社会ではなかったのか。
 タバコが害になるというちゃんとした科学的根拠があるのであれば、発がん性化学物質は食品添加物としてはならないのと同様にタバコの製造を禁止すればいいのである。これで国民の健康が確保されるというものであり、愛煙家もそれを機会に禁煙に入ることができる。そうした議論を国民の間で、あるいは国会で行っていただきたいものだ。 
 ヘロインは麻薬であり、習慣性があって容易には止められず、脳の神経伝達回路を破壊し、やがて廃人にしてしまうものだから禁止されているのだが、麻薬様物質であるアルコールやニコチンはそうしたことがなく、世界的にはマリファナもこれらと同質のものとして解禁の方向にある。つまり嗜好品の扱いを受ける酒やタバコそしてマリファナであり、周りの人がとやかく言う性質のものではないのは、はっきりしていよう。
 こうしたことについて、議論を深めていただきたいのである。

 もう一つ付け加えれば、カフェインとて麻薬様物質である。コーヒーや緑茶がカフェインがゆえに嗜好品となっている面が強いのである。いや、コーヒーには、緑茶には、かくかくしかじかの体にいい物質が含まれているから、タバコと同質にしないでくれ、という主張があるだろうが、タバコだって、体、特に心の健康にとてもいいものであると小生は思っている。だから、小生は毎日タバコを吸っているのである。
 加えて、朝の一服が自己検診の非常に有効な手段となる。血液検査などの定期健診より優れた検診方法であるのは間違いなかろう。
 その昔、専売公社がコマーシャルで「今日も元気だ、たばこが旨い」とか「たばこは健康のバロメーター」とやっていたが、正にそのとおりである。タバコがまずくなったら、どこか体がおかしいということになるのであり、愛煙家にとって健康管理面で大きな力となるのである。

 未定稿ではあるが、怒りを書きなぐって本来の目的を達成したから、これまでとしておこう。

<備考:この“腹たち日記”の目的>
 怒りにしろ何にしろ嫌なことは早く忘れるに限ります。その一番の方法は「紙に書く」ことだと教えられました。それを教えてくださったのが、「みやざき中央新聞」編集部の西畑良俊さん。(2013年9月16日号の「取材ノート」の記事)
 詳しくは、下記の記事をご覧ください。
    クリック ⇒ 怒りは「紙に書いて」しっかり解消しよう
 小生とて、腹が立つことは度々あります。そうしたときは、このブログに殴り書きして(キーボードが壊れるぐらいに強く叩いて)ストレスを発散することにします。
 
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