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政府の新型コロナウイルスのトンデモ施策に腹がたつ [公共]

別立てブログ「一日一楽日記」で記事にしたものですが、このブログのほうが座りがいいので、再掲することとします。

2.29 実に暖かい気候が続くのに人の心も経済も冷え込みが激しい
 今年の冬は暖かかった。特に2月は異常な暖かさで、風邪も流行らなければ、インフルエンザも例年のようなことはない。この先3月も異常な暖かさが続くようだ。
 こうであれば、人の心も穏やかになるどころかウキウキしてくるし、人の動きも活発化し、経済も活性化する。これが普通だろう。
 しかし、である。新型コロナウイルスに皆が異常反応し、人の心も経済も冷え込みが激しい様相を示してきて、なんともお寒いこととなってきた。
 先日の農協の会合中止に引き続き、今度は製薬会社主催の年度末恒例の役員会&懇親会が延期となった。名古屋市内での開催で、愛知県内にけっこう感染者が発生しているという事情から、そうなったのはやむを得ないが、ちょっと過敏すぎる。これでは飲食業界は干上がってしまう。
 過敏反応は、思わぬところにも波及する。「マスクが大量生産されることによって紙不足となり、トイレットペーパーが欠乏する」なんてデマがどこか遠方の県から広がり、今日、「トイレットペーパーはまだあるもののなくなってしまっては大変だから」と、3人の方が買い込みにお出でになった。店頭在庫はゼロに。困ったものである。
 マスクをお求めのお客様は今日は数名あった。あるわけないのに、である。
 新型コロナウイルス対策にマスクなんて一般の人には不要である。もっとも、インフルエンザ対策としては予防効果があるが。まあ、新型にも、しないよりはどれだけか助けになる、といったところだ。とは言え、人の心を安心させる効果があるのがマスクである。
 だけど、マスクは基本的に誰も手に入らない。マスクが本格的に売れるのは花粉が飛ぶ季節であって、これからであり、製造メーカーは花粉症の季節に在庫を一掃し、その後1年かけてボツボツ造りだめするのである。加えて、7割ぐらいは中国からの輸入品というから、それが入ってこないのだから、国内でフル生産したって、焼け石に水。
 今から製造ラインを作って生産するための補助金を政府は出すと言うが、工場内にたいした空きスペースがあるわけでなし、稼働したとしてもせいぜい2、3か月でお役御免となる設備だ。あきれて物が言えない政策だ。
 韓国も、今まで中国からの輸入がけっこうなウエイトを占めていて、調達に四苦八苦しているようで、政府が強権発動して製造メーカーにフル生産を指示し、公定価格で買い取りを始めたはいいが、製造メーカーの実情を熟知しておらず、かえって減産になってしまっているようだ。
 一方、台湾ではしっかりと販売規制し、需給バランスから1人1週間2枚までを徹底させ、買いだめを決してさせないように、あれこれ手を打っているようだ。
 このように、マスク一つをとっても、3ゕ国(地域)で方策が全く異なる。どこが優秀で、どこが間抜けか、よく分かろう。
 2003年の新型コロナウイルスSARSを経験している韓国と台湾、対岸の火事として眺めていた日本、これだけでも差が付くが、どんなときでも日本政府の危機管理のなさは、実にお恥ずかしいかぎりであり、無関係のトイレットペーパーまでなくならせてしまう日本政府。
 ここまで無策というか、トンデモ施策でかえって国民を苦しめるだけの日本政府には、あきれ果てる。まったく何もしないほうが、かえって助かる。インドネシア政府を見習ったほうがいい。みんな陰性で処理しまっているインドネシア。このほうが賢い。
 もう一つ、最近、来店される見知らぬ客が求めるのは、アルコール除菌剤である。菌を殺す薬剤であるから使用期限は設けなくていいのに、仕入れて2年ぐらいで期限が来る。厚労省の行政指導でそうなっている。こうしたものは一切返品が利かないから、当店は置いていない。期限設定がなければ少しは置いとくのだが。これとて、ドラッグストアーは通常在庫は少ない。めったに売れないからだ。製造メーカーとなると、これまた少なく、製造ラインも小さい。急に皆が求めたって作れっこない。
 日本政府は、このことも熟知していながら、代替手段を言わない。“石鹸で手を洗ってから、焼酎でもう1回洗え”と言えば、ほぼ完璧にウイルスを殺せるのだが、こうすると今度は焼酎が酒屋から消えてしまう。これは一番困る。なんたって、毎晩、小生は焼酎で晩酌するからだ。
 長々と書きなぐった、とんでもない今日の一楽でしたが、最後の1段落だけ、少しはお楽しみいただけたでしょうか。お粗末。

<備考:この“腹たち日記”の目的>
 怒りにしろ何にしろ嫌なことは早く忘れるに限ります。その一番の方法は「紙に書く」ことだと教えられました。それを教えてくださったのが、「みやざき中央新聞」編集部の西畑良俊さん。(2013年9月16日号の「取材ノート」の記事)
 詳しくは、下記の記事をご覧ください。
    クリック ⇒ 怒りは「紙に書いて」しっかり解消しよう
 小生とて、腹が立つことは度々あります。そうしたときは、このブログに殴り書きして(キーボードが壊れるぐらいに強く叩いて)ストレスを発散することにします。
 
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